あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
色々あると長々と文書が書けないので、サクッと振り返る。
本と音2回目無事終了
自分も中山さんも忙しくて気が付けば10月になっていて、こりゃいかんとバタバタと準備して、アルプ美術館の閉館日前日に開催。
本と音に限らず、自分でイベントを開催する時は必ずちゃんと映像を撮ろうと思うのだけれど、それを自分でやるのはどうしても無理なので、次回は人にお願いしようかと考え中……。
前回と違い今回は寒い日だったので、来場者もまばらだったけど、静かに音を出せるこのイベントを開催できる嬉しさを嚙みしめた1日だった。
アルプ美術館。中山さん。いつもありがとうございます。
また来年もやります。
ブローチ付きCDの完成
東京から斜里に引っ越してきて3年目の春。
自宅がある斜里から職場のウトロまで、同じ町内だが約36kmの距離がある。その道を片道40分かけて通勤する日々が続いていた。
その繰り返しの生活を送る中で、最小限の展開と反復する音で構成されるミニマルテクノと呼ばれるジャンルの音楽に興味が向いたのは、今となってはごく自然なことだった様に思える。
通勤中にミニマルテクノを聴く度に制作意欲が高まっていったが、シンセサイザーを使って作る事には興味が向かず、どうしたものかと考える日々が続いていた。
そんなある日、斜里町内にあるレコード屋「JUICErecords」で57年前に発売された北海道の古い曲が収録された7インチを見つけた。
自分は普段音楽を作る時に、サンプリングという既存の音源を切り取り再構築する手法を用いているので、その7インチでミニマルテクノのトラックを作ろうと考えた。
リズムに使用するバスドラムとハイハット以外は7インチからサンプリングして作業を開始した。
トラック自体は1ヶ月程で完成し、制作中はとても楽しかった。次回もまたミニマルテクノを作ろうと考えている。
今回の音源は本当なら5月位に配信を開始できたが、「せっかくだしCDにして、箱も手作りにして、更に手作りの斜里岳のブローチをつけよう」と思いついてしまい、その諸々の制作にめちゃくちゃ時間がかかってしまった。
箱の印刷は斜里でシルクスクリーン職人を営む「GREENWOODS」のhayatoさんに。そして、トーチ書店(札幌)の特典だけになるが、リミックスを釧路の「イッケンヤカレー コミン」の店主yaritakeさんにお願いをした。
まだ3年目ではあるけど、自分の中の北海道が詰まった自分らしい音源に仕上がったと思う。
という1枚を作った。箱も。ブローチも自分で作った。
辛かった。もう2度と箱なんか作りたくない!と何度も発狂しながら作った甲斐あって、自画自賛だけど非常に良い出来になったが、曲は次回の課題にしたい。
またミニマルテクノを作る。
販売にあたって声をかけてくれたトーチのさのさん。おにつかさん。コミンカレーのヤリタさん。本当にありがとうございました。
そして最高なシルクスクリーンをしてくれたはやとさんも。大好き。
ありがたいことに、トーチ書店分とコミンカレーに卸した分は完売になりました。
現在は、斜里のヒミツキチこひつじ、ウミネコマーケット、JUICErecordsの3店舗で取り扱ってもらっています。ありがとうございます。
しばらくはフィジカルでの発売は無いといいたいところですが、1つリリースがあります。詳細は後日。
これが終わったらまたアンビエントやミニマルテクノやBGM販売用の楽曲や地図に無い場所を作るつもり。
即興BGM朗読会
FMあばしりでラジオパーソナリティを務める伊藤ゆりかさんと自分で朗読会を開催することにした。
言い出しっぺは自分で、フライヤーにも記載している通り「自分の何気ない言葉が誰かにとっては日常を彩る言葉にはなるのではないだろうか」という考えで実験的にやってみる。
ありがたいことにもう10通近く様々な内容の投稿が集まっている。
伊藤さんが投稿を読んでいる後で、即興で音を付ける。
どうなることやら。
これも定期的に開催したい。
最高なイベント
ここにいた人しかわからない楽しさ。
多く語るのは野暮。
初club.donuts
club.donutsのけんじろうさんから誘ってもらった。
めちゃくちゃお世話になりました。ありがとうございます。
ツネオさんによるライブペインティングと、THE DAY PHOTOGRAPHY氏のスライドショーに即興でBGMをつけるというスリリングなイベントだったけど、終わってみれば非常にリラックスしてできた。
オープン前に連れて行ってもらった、YA!thai美味かったなぁ。
また網走で遊びたい。
今年の目標
てな感じで年末まで駆け抜けた。
今年の目標は……なんだろう。
・メリハリ
・おじさんの自覚
・ちゃんと距離を取る
・自分の人生を改めて考える
かな。
それと嫁さんの自己肯定感の低さからくる心の不安定とどう向き合っていくか。
最近はこのことが頭の中を占めていて、色々集中できないので、折り合いをつけて夫婦共に歩んでいきたい。
これがよかった2022
さのさんが書いたこれ。※曲の紹介ありがとうございます
https://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2022/12/31/200347
俺もやるかーと思ったけど、マジでない。
正直2022年は娘と自分のことをやるだけで精一杯で、ロクにインプットできていない。
唯一パッと思い浮かぶものだけ簡単に紹介。
スペシャル 平方イコルスン
https://to-ti.in/product/special
こんな終わり方あるか!?という最終話。
ネタバレになるので何も書けない。
反逆の神話 - カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784757143203
去年の春から読み始めてやっと半分な上に、自分にとっては難しい言葉と知らないことばかりなので、ちゃんと内容を飲み込めていないが、序章の終わりに書いてある「民主的な政治活動の面倒な手順を経て議論し、研究し、提携し、改革を法制化することで達成したのだ。もっとたくさんこれを見たいものだ。反逆ほどおもしろくはなさそうだが、もっとずっと有益ではなかろうか。」の一文を見て、これが全部の答えなのかなと思った。
ブルくんダンプくん
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032310306
娘に読み聞かせ(といってもまだ1歳半なので、話の内容よりも絵や言葉のリズムで面白がっている)をしているので、必然的に一番読むのは絵本になっている。
その中で印象的だったのが、1975年に出版されたこの絵本。
ショベルカーやダンプの構造がわかると紹介にはあるが、色々な役割があってそれを全うすることの大切さとかっこよさがわかる良書。ちょっと泣きそうになる。
MEGA X最高~!ライブ見て~。
ゆうらん船
https://music.apple.com/jp/album/my-revolution/1623619741
betcover!!
https://music.apple.com/jp/album/%E5%8D%B5/1658011542
そんな感じで今年もよろしくお願いします。