前置きはなし。いってみよう。
おやき
スノーシューを履いて妻さんと散歩後、ソフトクリームを買って帰ろうときよーるの駐車場に車を止めた。お互い財布を持っておらず、あるのは小銭入れに入っている190円だけ。
妻さんはソフトクリームのミニサイズがあると記憶の改竄をリアルタイムで行ったが、私はそれを否定した。
しかし妻さんのお願いにより、私は190円を握りしめきよーるに確認へ。
少ない小銭を握りしめ駄菓子屋へ通った小学校時代をふと思い出した。
エントランスで手にアルコールをまぶすすっかり習慣となってしまった忌まわしき行為を終え入店。誰もいない。
観光協会とカフェコーナーの人達の視線が私に集まる。
私はふらりと立ち寄った冷やかし客ですよという雰囲気を出した。
カフェコーナーに近付き過ぎずメニューを確認しようとしたつもりだったが、観光協会の人が「いらっしゃいませ!」とマスク越しでもわかる笑顔でカウンターから走ってきた。
カフェの人も「いらっしゃいませ」と私を暖かく迎え入れた。
何も買わず立ち去るタイミングを失ったが、私は190円しか持っていない。
それを悟られないよう、私は3000円とクレジットカード1枚持っているような顔で
ソフトクリームのメニューのポップを見た。300円としか書いていない。ミニサイズなど無かったのだがそれは分かりきったことだったので、引き続き焦らずメニューを見る。
あった。清里焼き。120円。
これ。これですよ。これを買いに来たんですよと、私は斜里岳に負けない自然な振る舞いで観光協会のお兄さんに伝えた。
「あげあん1つ下さい」
数分後。私の手には熱々の清里焼きが。
車内に漂うおやきの良い匂いを嗅ぎながら帰っただけの話。
車を失った
3月6日。私は味噌作り教室に参加する為網走に向かっていた。その日は前の日の夜から湿った雪がまとまって降り、路面状態は楽しい感じではなかった。
町道から国道に出る途中に轍がありそこにハマってしまった。そういう時は無理にハンドルを切らずなすがままにするんだと後から聞いたが、前方から(大分距離はあったが)大型トラックが来ていたのでほんの少しだけハンドルを左にきったつもなのに車はスリップした。
この後のことは鮮明に覚えているが、言葉にしたくない。
結果的に車は廃車。私は鞭打ち。これだけで済んだ。
本当に誰にもぶつからず、車にもぶつからなかったのが不幸中の幸い。
雪道の怖さを肌身で感じた。
思っていること
本質だけをずばずばと話せる人に憧れる。私は自分が思っていることを正直に伝えるのが苦手なので、遠回しして人に伝える癖がある。そうすると大体自分が分かっていることを相手が代弁してくれるような形になり、私がそのことを分かっていないかのように思われたまま話が進むので、そろそろ思ったことをそのまま喋ってもいいのかもしれない。
シンプルに話そうってこと。
寄鳥実鳥
ウミネコマーケットさん主催の「寄鳥実鳥」に誘われまして、地図に無い場所で参加します。詳細はポストをご覧ください。
川崎里実さんが書く野鳥のイラストや、hureshima reikoさんの七宝焼きのブローチと並んで地図に無い場所。気が引き締まります。
そんな集まりに呼んでくれてウミネコさんに感謝です。
制作中です。
そんな感じ。肩が痛い。